足関節の専門整復:理論と実践
当院では、足首の「詰まり」や「痛み」に対し、解剖学的根拠に基づいた3次元的なアプローチを行っています。
1. 二つの主要関節のズレ
距腿関節(足首の曲げ伸ばし)
ズレの方向: 距骨の前方変位
症状: 足首を反らした時の前側の詰まり感。可動域制限の主な原因です。
距骨下関節(足のステアリング)
ズレの方向: 過回内(土踏まずの潰れ)
症状: 扁平足、膝の痛み、外反母趾。足元の安定性を失わせます。
2. 整復から定着までの3ステップ
1
精密評価: 腓骨・距骨・踵骨の位置関係をミリ単位で評価。動きのブレーキとなっている箇所を特定します。
2
3次元整復: 腓骨を後上方へ、距骨を後方へ誘導。同時に距骨下関節をニュートラル位置へ戻します。
3
母趾機能の再建: 親指の「ウィンドラス機構」を活性化させ、整復した正しい位置を自分の筋力で維持できるようにトレーニングします。
「長年の足首の硬さ」や「繰り返す捻挫」は、この骨の配置(アライメント)を整えることで劇的に改善する可能性があります。
